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2010.10.07

こっそりと新シリーズ「チャットメンバーコテージ事件(仮)

こっそりとうpってみる、昔の文体が抜けていないのは一人称俺なうえに俺の名前がないからだ。
チャットに来ている人には名前のセンスがわかるが知らない人に補足しておくとリンクのチャットに来ている面子の名前だ、気にするな

つづきから

一章 暇人の集い



カタカタ――へぇ、面白そう――カタカタ――あ、みんなどこ住んでるのー?――カタカタ――お、みんなけっこう近いじゃん。じゃあさみんなで――カタカタ――いいな、それ。幹事は俺がやるよ――お、期待しちゃうよー?――カタカタ――



「たしか……時間はあっているはずなんだが……場所を間違えたかな……?」
そうつぶやいて確認する俺の背後にたつ看板には駅名が書かれておりそこには箱根町と書かれている。
「間違えてはいないな……。もう少し待ってみるか。」

数分後、人がまばらだった駅から伸びる階段から5人ほどの男女がこちらに近づいてくる。
そのうちの一人、俺と同じくらいの身長の男――俺は175センチだ――が俺に話しかけてくる。
「間違えていたらすみません。管理人さんですか?」
そう声をかけてきたのは金成さん、チャットのメンバーの一人だ。
「あぁ、その管理人はあのチャットの管理人ということでいいんですか?」
確認のため俺はそう答える。
そう答えると金成は真面目な顔から一転、人好きのする笑みを浮かべた。
「お、間違ってなかったみたいだな。いやー、間違ってたら恥ずかしいじゃすまなかったわー。」
「そっちの3人は?」
俺がそう聞くと、左に立っていた金成より少し低い身長のニット帽をかぶった男が
「どうも、ザキエルって呼ばれてますわ、よろしく。」
その左に立っていた俺より大き目の真面目そうな優男が
「どうも、プラナズです。よろしくー。」
そして最後に女の子二人が
「慶應ですよー。生おにーたんだー、わーい!」
「はじめまして、伽薙です。よろしくお願いしますね。」
と軽く自己紹介をしてくれた。慶應のは自己紹介ではない上に抱き付いてきたが軽くいなしておいた。
「そや、他の3人はどうしたんや?」
と、いきなり関西弁全開の金成が聞く。
俺は後から合流する旨を伝え、芦ノ湖へと向かうためにバスの路線を確認した。



芦ノ湖、日本三大湖にも数えられ早川系最大の湖だ。
水は比較的綺麗で、また穏やかでもあり湖面にはボートがちらほらと見える。
「やっぱりキャンプと言えばコテージだよな。割と憧れてたんだよ、こういうの。」
「おにーたん、この前体育会系インドア派とか言ってたけどやっぱりキャンプとか好きなんですねー。」
と、からかうように慶應が言う。
実際日光に当たると皮膚が痒くなってしまうのは体質なのだから仕方ない。
「さて、荷物は運んでおくから適当にそこらを見てきたらどうだ?ボートも乗れたら乗りたいだろう。」
「わ、気が利くんですね、おにーちゃんも。では慶應嬢、ここは一緒にボート乗り場まで行きましょうか。」
そう言ってボート乗り場まで小走りで行く女の子二人。
「あぁいうの見てると女の子だなーって思うよな。」
「いや、管理人だけだろ。思考回路おっさんというかお父さん寄りなんだし。」
「……。」
その後の俺は終始お父さんのことについて考えていたのは言うまでもない。
コテージの中は案外綺麗なんだな、などとぼやきつつ男子と女子の荷物をより分けて置く俺、一人で作業していると少々物寂しいがあぁ言った手前一人でやらざるを得ない。
と、背後に殺気もとい人の気配。
「にひひ……とーうっ!?」
「……何してるんだ、慶應。」
案の定慶應だった、即座に頭を鷲掴みにしたがどうやら一人では大変そうだったから手伝いに来てくれた、とのこと。
「だからって抱き付こうとするのは余計だろう。それに女の子がむやみに男に抱きつくものじゃありません。」
「ぶー、ケチー。なんかおにーたんからおとーさんに呼び方変えようかなー。」
「お父さんはそんな子に育てた覚えはありませんよ。」
「おとーさんに育てられた覚えはないもん。」
「……。」
まぁ手伝ってくれたのは助かったので一応お礼は言っておいた。
「お礼なんていらないですよー。私とおとーさんの仲じゃないですか。」
語尾にハートが付きそうな口調だったのでおそらく機嫌は直ったのだろう。
……しばらくはお父さんか……まぁいいかな。
そうこうしている内に俺の友人組が到着した。
「おーっす、すまんなぁ、途中サバゲーしてたら電車一本乗り遅れてなぁ。」
おい田中、テメェぶっ殺すぞ。
「どうもー。異夢ですよ、よろしく。」
異夢はなぜ遅れたのかわからないな。
「……。」
顔文字、お前は終始DSを弄っていないで挨拶くらいしたらどうだ。
と、気づいたが骨メガネがいない。
「おい、骨の奴はどうした?本当に骨になったのか?」
「骨なら、ほら、そこに。」
田中が指差すそこには大きめのボストンバッグ。
「誰かの荷物か何かじゃないのか?骨が入る大きさでは……まぁ入りそうだが。」
「まぁ開ければわかるさ。」
ファスナーに指をかける俺、飛び出す骨メガネ、中に舞うメガネ。
本当に骨になっちまいやがって……だからあれほど無茶をするなと……。
「メ、メガネメガネ……。」
昭和か。
見た目骨、本体メガネ、それが骨メガネ。今日も元気に、骨で行こう!
っと、そんなキャッチコピーはいらない。
「そうだな……この中で体力があるといえば田中か。ちょっと田中、荷物運ぶの手伝え。」
「おう、任せろ。サバゲーで鍛えたこの腕力をいぃででででっ!!」
変なことを言い出す前に手を握りつぶしておいた。いい気味だ。

4人分の荷物を二人でまとめて運んでからしばらくはお互いの自己紹介の時間だった。
「えー、まずは俺から。管理人です、特技は力仕事、趣味は執筆と落書きとネトゲとエ」
「待て、お前はそこまでだ。次は俺、骨メガネでー。特技はなし、趣味は読書くらいだな。」
「はいはーい、次は俺。田中五十六だ。特技は射撃、趣味はサバゲーと読書。放送部所属だ。」
「次は僕かな。異夢です、特技は……趣味は読書とアニメ鑑賞、後は趣味でお絵かきくらいかなー。」
「顔文字、特技はPC関連の知識、趣味はゲーム。」
と、ここまでが俺の友人組、関西組は
「まずは俺やな!常盤金成、特技はないが好きなものは空ちゃんや!趣味は読書とゲームくらいやな。」
「じゃぁ次は俺だ。ザキエル、特技は演技、趣味はテニス、パルクール、読書だ。」
「プラナズです。特技はムーンウォーク、趣味は絵とパルクール、洋画鑑賞とゲームかな。」
そういってムーンウォークをするプラナズ、そのままスリラーを踊りだしそうだったので止めておいた。
「伽薙ですよ。趣味は絵描きと音楽鑑賞、典型的なインドアなので特技はないですよー。」
「慶應でーっす。趣味はおにーたんでー特技もおにーたあいたっ!」
俺の拳が少々熱いが気のせいだろう。
全員の自己紹介が終ったので幹事である俺が確認を取る。
「よし、全員揃ってるか?」
「お、忘れとったわ。兄さんも来るでー。」
「兄さん?」
そこに一台のスポーツカー、降りてくるファージャケットを羽織った――まだ9月で暑いだろうに――長身の男性。
「や、どうも。エコーですよ。特技はサッカー、趣味は読書かな。」
関西組以外は全員大口を開けている。
無理もないな、俺ですら兄さんがスポーツカーに乗って馳せ参じてくるとは思わなかった。
まぁ足の確保ができたというだけでよしとするか。


「えー、ではここに。暇人達の集いを祝して――乾杯!!」

「「「「「「「「「かんぱーい!!!!!!」」」」」」」」」

こうして暇人の集い、もといオフ会は開催された。
「よっしゃ、バーベキューするでー!」
「あぁ、材料を切るのは任せてくれ。一応言っておくと俺サイズに切るからでかすぎても知らないぞ?」
「残飯処理班の田中と言われた俺の胃袋の力をごふぅっ!」
一発お見舞いしてやったが奴の腹はこの程度では沈まないだろう、チッ。
「おとーさーん。お肉まだー?」
「もう少し待ってな。」
と、耳ざとくお父さん発言を聞きつけた骨と田中。
「ん?管理人、なんでお父さん呼ばわりされてるんだ?」
「まぁいろいろあったんだよ……。」
「「……。」」
無言で二人がうなずく、お前ら、わかってくれてうれしいよ。
「よし、串ができたからそうだな……伽薙さんこれを。慶應も、これ持っていってやってくれ。」
「おとーさんは食べないの?」
「俺もあらかた切り終わったら行くから大丈夫だ。ほら行った行った。」
「ほら、おにーちゃんもそう言ってるんだから行きましょう、慶應嬢。」
「おにーたんじゃなくておとーさんだよぅ。」
「……。」
なぜか心にぐさっとくるが気のせいだろう。
この頬を伝う涙はきっとたまねぎのせいなんだな……、今切っているのは牛肉だがな。


                         
いきなりではあるが一度話しを遡ろう。
わかりやすさを求めるのならやはり事の発端から話すべきなのだろう。
このオフ会から約一週間ほど前、夏もいい感じに過ぎており時々雨も降るようになったころ。管理人である俺がネットゲームをしながらチャットをしていたとき。


――管理人が入室しました――
異夢:こんちわー
管理人:お、異夢早いな
異夢:早すぎて誰もいないけどね
管理人:そのようだな
――金成が入室しました――
金成:どもどもー
管理人:うっす、遅かったな
異夢:やぁ
金成:やだなぁ、二人が早いだけだって
管理人:俺は割りと遅い時間帯に入ったがな
金成:それでも十分早いっつのー、一時間も前に入ってるじゃないの
――ザキエルが入室しました――
――プラヌズが入室しました――
異夢:続々きますね、お二方こんばんはー
ザキエル:ばんわー
プラヌズ:どうもです
管理人:さすがに増えてきたな
異夢:まぁ人は多いに越したことはないよ
管理人:俺としては大歓迎だから問題ないがな
――慶應が入室しました――
慶應:皆様こんばんわー
異夢:みんな早いですねー、こんばんはです
管理人:一番最初に来た奴が何を言うか
異夢:あはは、それもそうだね~
プラヌズ:ホントだ、異夢さんだいぶ前から入ってますねー
ザキエル:ま、暇人が集まるのがここの特徴だしな
金成:暇人の憩いの場だからな
――伽薙が入室しました――
伽薙:こんばんは、新しいイラスト描きましたよー、いつものところにあげてるので感想よろしくお願いします
異夢:こんばんは、いつも通り参考にさせてもらいますよ。
伽薙:参考にはならないと思いますが(^-^;
管理人:伽薙さんの絵はお世辞抜きでうまいと思いますよ、自信を持てばいいです


しばらくは他愛のない話をするばかり、暇人が集まるというだけあり話題の種は少ない。
そしてネットなどをするのはインドア派ばかりで全員に共通する趣味は読書やイラストを描くこと。
なのでもっぱら本やゲームの話題、~のイラストがよかった、など限られたことばかりだ。
きっかけは些細な一言、だけれどいつもと違う話題には皆興味が惹かれるものだ。


金成:そうそう、たまーにだけどさ、俺思うんだよな
異夢:何を?
プラヌズ:あー、いつものアレか
ザキエル:うむ、また余計なことを言おうとしているな。さすが失言王と言われるだけはある。
慶應:皆様おにぃ様(どうやら金成のことらしい)に向かってひどいですよー!
伽薙:ですが事実ですしね。自称までしていましたしいいんじゃないでしょうか。
金成:ひどい言い草だがまぁ実際失言王なのだから仕方がない……ってそんなことはどうでもいいんだよ!!
管理人:さすが関西人、ノリ突っ込みがうまいな(棒)
金成:(棒)ってなんや!(棒)って!!
管理人:いいから続きを話したほうがいいんじゃないか?はじまらないぞ
金成:あー、そうだな。まぁただ単にこの面子でオフ会とか想像できねーって思っただけだよ。
管理人:やりたいのか?コテージ程度なら知り合いに借りれるぞ?タダとは言えないが数千円もあれば十分だと思うが。
異夢:え、場所によるよ?僕とかは行けるかどうかも……
管理人:神奈川県箱根市の芦ノ湖にあるコテージだ。キャンプ用だがボート乗り場もあるぞ。
慶應:ボート!!おにーたん(おそらく俺、管理人のことだろう)一緒に乗りましょう!!
異夢:お金とかは……
管理人:交通費ぐらいは俺が出してやるよ。俺のリアルの友人達はな。そっちは大丈夫なのか、金成
金成:マジでやるのか?交通費とかの心配はしなくても大丈夫だけど
管理人:なら大丈夫だな。じゃ、開催は一ヶ月後、場所は神奈川県箱根市芦ノ湖コテージだ。詳しい日時は知り合いからの連絡待ちだな。おそらくは三連休に食い込むと思うが、そこはちゃんと開けておけよ?




きっかけなんて些細なもの、だけど受け取る側が本気にすればいくらだって「冗談」は「冗談」じゃなくなる。
それを本気にしたのが今回は俺だったというだけの話。
正直、この時の「俺」は今の「俺」とは違ったのかもしれない。
今でも俺はこの時の「俺」を鮮明に思い出せるし、何をしていたのかも一挙手一投足から再現できる。
だけど何を考えていたのかまではわからない。
まるで他人事のようだ――とそれを聞いた田中はそう苦笑していたが俺は心のどこかで納得していたのかもしれないな。
「――でさー……おい、管理人、聞いているのか?」
「あ?すまん田中、聞いてなかった。」
「蜂の巣にしてやろおごぉ!!」
「すまん田中、手が滑った。」
鳩尾を押さえながら落ち葉の散らばる地面に倒れ伏す田中。5分もすれば復活するから問題ないな。
まぁ、自業自得ってヤツか?少々違う気もするがそれで納得できるので問題ない。
重い腰を上げて歩き出す俺、そろそろ食いに行くかなと思ったのはいいのだが、もう肉類は食われているころだろう。そのあたりはのんびりしていた俺の責任なので我慢しよう。
途中背後から骨っぽい声が「田中あぁー!しっかりしろ!!田中あぁぁー!!!」と言っていた気がするがあえて気のせいということにし串に手を伸ばす。よかった肉は残っているようだ。



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この記事へのコメント
面白い小説ありがとう
細かいツッコミどころはけっこうあるけど話の流れ的には全く問題ないな
続きが気になる

そして兄さんのキャラwwww
Posted by 常盤金成 at 2010.10.08 00:01 | 編集
しばらく会っていないせいですかね。私が私じゃないですね。私は人見知りなのですよ。冗談は言いますが抱きつくのだって勇気がいry

実現したらいいなー まぁできたらもう少し近い場所で。お金がっ・・・状態ですので。
なんだか私のキャラが崩壊してません?してますよね。いいもの、いいですもの。管理人さんで呼んでやる。
Posted by 慶應 at 2010.10.08 13:47 | 編集
>>金成
面白いかどうかは別として骨にも突っ込んでやってくれ
兄さんは無口すぎてスポーツカーに乗せるしかなかった反省はしていない、後悔はしている

>>慶應
キャラ崩壊は意図的だ、大胆なキャラ付けが面白い小説を生むと有名な著者がそんなことはどうでもいいkら管理人って呼ぶのは勘弁してください
Posted by 産業@管理人 at 2010.10.08 19:32 | 編集
楽しませてもらいました。
私は自分の絵如きに感想求めませんし絵文字使いませんよ。
そしてこんな女の子してません。
エコー様格好良すぎます。スポーツカー。堪らんですね。
あと田中様のキャラがツボです。

いいですね。実現するならやりたいです。中間とったら長野岐阜あたりになりますかね。

続き楽しみにしています。
Posted by 伽薙 at 2010.10.08 19:42 | 編集
久々に来て見ればなんかすんごいことに
ってか俺のキャラがまたむちゃくちゃな(汗)
Posted by 田中五十六 at 2011.01.08 14:46 | 編集
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